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【情報更新】教養教育高度化機構シンポジウム2023「今、SDGsはどうなっているのか:「変革」の現状と行方」を開催します。

本SDGs教育推進プラットフォーム企画による東京大学教養教育度化機構シンポジウム2023「今、SDGsはどうなっているのか :「変革」の現状と行方 」を開催します。

プログラム(PDF)◁ダウンロードできます

 

日時2023年3月13日(月)午後13時-17時
場所東京大学駒場1キャンパス 18号館ホール (定員80名 要予約・参加費無料)
参加お申し込み:https://forms.gle/cJ2MnyGq1eGm3XE58(定員に達し次第終了)
主催東京大学大学院総合文化研究科・教養学部附属教養教育高度化機構
企画SDGs教育推進プラットフォーム
お問い合わせ:symp【アットマーク】komex.c.u-tokyo.ac.jp

■概要


 2023年は、国連総会で合意したSDGsの折り返し点にあたる。しかし、新型コロナウイルス感染症パンデミック、頻発化・激甚化する自然災害、世界各地の紛争、史上初めて1億人を超えた難民・避難民問題、エネル ギー・食料危機などが、その達成を阻んでいる。今、国、分野、世代を超えてSDGsに取り組むために何が必要なのか。本シンポジウムでは、「我々の世界を変革する」ために作られたSDGs達成に向けて鍵となる諸分野の第一人者をお迎えし、学問の垣根を越えて俯瞰すると共に、アクションについて議論し、ポスト2030に向けた未来を展望する。


■プログラム(敬称略)



13:00  

開会挨拶   真船文隆 東京大学大学院総合文化研究科副研究科長
    

機構の取組み  網野徹哉  東京大学教養教育高度化機構長

 

基調講演   石井菜穂子 東京大学理事・東京大学CGCダイレクター

 

 

●第1部 講演【SDGsの現在地】



13:15  

国連から見たSDGsの今 井筒節
               東京大学大学院総合文化研究科特任准教授(国際連携部門)

     

開発途上国の現場におけるSDGsの現状 成田詠子
                      国連人口基金(UNFPA)駐日事務所長

     

開発経済学からみたSDGsの今 澤田康幸
                        東京大学大学院経済学研究科教授

     

気候変動による健康影響とSDGs  橋爪真弘
                        東京大学大学院医学系研究科教授

     

誰一人取り残さない社会 福島智
                     東京大学先端科学技術研究センター教授

 


15:00  

〇学生団体紹介/各部門・学生団体紹介ポスター展示/休憩
                  Climate Youth Japan,UNiTeほか

 

 

●第2部 パネルディスカッション

【パートナーシップを通してSDGsのその先へ】

 


15:30 

モデレーター:

岡田晃枝 東京大学大学院総合文化研究科准教授(初年次教育部門

    

パネリスト:
榎原雅治
東京大学地震火山史料連携研究機構長・史料編纂所教授

キハラハント愛
東京大学大学院総合文化研究科教授

白波瀬佐和子
国連大学上級副学長・東京大学大学院人文社会系研究科教授

額賀美紗子
東京大学大学院教育学研究科教授

瀬川浩司 
東京大学大学院総合文化研究科教授(環境エネルギー科学特別部門長)

原和之
東京大学大学院総合文化研究科教授(国際連携部門長)

 


17:00  

閉会

閉会挨拶 廣野喜幸
           東京大学大学院総合文化研究科教授(科学技術インタープリター養成部門長)

 

総合司会 松本真由美 東京大学大学院総合文化研究科客員准教授


 

2023年02月22日

【関連イベント】「インクルージョン×防災:全ての人が自分らしく生きられる世界の実現を目指して」を開催します。

Inclusion× Disaster Risk Reduction:Toward a society in which all people can choose how they live


3月11日(土)、World BOSAI Forum (IDRC 2023 in Sendai) の一部として、当該イベントを開催します。国連人口基金(UNFPA)駐日事務所長の成田詠子さんをはじめ、劇団四季・元代表取締役副会長の田中浩一さん、自立生活センターSTEPえどがわ当事者スタッフの曽田夏記さんをお招きし、防災がすべての人を包摂していくことの必要性について議論します。本プラットフォームの井筒節・教養教育高度化機構特任准教授、本学の学部団体UNiTeの菅田利佳さんの登壇も予定されています。

イベントの詳細は以下のサイトでご覧いただけます。
詳細はこちら(外部サイト)

コーディネーター:原裕太・東北大学災害科学国際研究所助教 (本プラットフォーム連携教員)

 

日時:2023年3月11日(土)13:10-14:40

場所:仙台国際センター 大ホール
http://www.aobayama.jp/access/

参加費:無料(要事前申込み)World BOSAI Forum 2023:  https://worldbosaiforum.com/2023/

 

概要


 SDGs・2030 アジェンダで大切にされる「誰一人取り残さない」という考え方は、防災にとっても重要です。東日本大震災ではご年配の方や障害のある方に被害が集中し、平時の備えと災害時の対応双方に大きな課題があることが浮き彫りになりました。さらに熊本地震をはじめ各地の被災地・紛争地では、制度、環境、態度における障壁のため、高齢者、障害者、子ども、妊産婦、LGBTQ+、旅行者や移民など周辺化されやすい多くの人々が直面した課題が報告されています。
国際防災をリードしてきた日本国内でも対策は途上です。まずは我々人間が多様であって、それぞれに異なる強みと課題を抱えているということに基づき、防災がすべての人を包摂していくことが必要です。SDGs採択の約半年前、第3回国連防災世界会議で「仙台防災枠組」が採択され、インクルーシブな防災が国際社会の優先事項となりました。
人道危機時、地域計画時、あらゆる人が命や暮らし、健康を守り、必要なサービスにアクセスできる社会を構築するために私たちに何ができるのか、現場の最前線で試行錯誤されてこられた多彩な背景をお持ちの方々をお呼びし、ともに考えます。

 

登壇者(敬称略)


成田詠子 国連人口基金(UNFPA)駐日事務所長
田中浩一 劇団四季 元代表取締役副会長
曽田夏記 自立生活センターSTEP えどがわ 当事者スタッフ
DPI日本会議 特別常任委員
菅田利佳 東京大学教育学部生

モデレータ:
井筒 節 東京大学 大学院総合文化研究科 特任准教授
コーディネータ:
原 裕太 東北大学災害科学国際研究所 助教



主催:JST-RESTEX SOLVE for SDGs
「最後の一人を救うコミュニティアラートシステムのモデル開発および実装」
プロジェクト

共催:東京大学大学院総合文化研究科・
教養学部附属教養教育高度化機構SDGs教育推進プラットフォーム
東北大学災害科学国際研究所2030国際防災アジェンダ推進オフィス

2023年02月13日

【関連イベント】SDGs Online Event for QUAD Youth

 

SDGs Online Event for QUAD Youth 2022
4国間大学生によるSDGsオンラインイベント

⦁ 開催日:2022年11月26日 13時~16時(JST)
⦁ 開催場所:オンライン
⦁ 言語:英語

【概要】
SDGsは「持続可能な開発のための2030アジェンダ」に記載された、2030年までに現在の世界をより良い方向に変革するための国際目標です。本イベントには、日米豪印の4国(QUAD)の7大学の学生・教員、約20名が参加しました。本学からは6名の学生が参加しました。 一般社団法人イマココラボにご協力いただきトレーディングゲームを通して、SDGsを自分事として捉え、世界を変革するために一人一人に必要な行動変容と普段の生活の中で自分たちにできることは何か、について議論しました。

 


外部リンク
[2030アジェンダ]
[イマココラボ]













2022年11月26日

2022年度Aセメスター、学術フロンティア講義「気候と社会」が開講されました。


 

10月4日にAセメスター学術フロンティア講義「気候と社会」が開講されました。
この講義では、SDGsの目標13『気候変動に具体的な対策を』に関連する様々な
トピックを、各分野の第一人者である講師陣をお迎えし、お話しいただきます。
本プラットフォームでは、学術フロンティア講義「気候と社会」全13回の講義内容の紹介を行っていきます。⇒【講義内容はこちら】(トップページ「教育活動」内)

【担当:田代特任助教,瀬川浩司(環境エネルギー科学特別部門長,UTCCS人間システム応答研究部門長)】

 

気候変動及びその影響を軽減するための緊急対策を講じる
13.1 全ての国々において、気候関連災害や自然災害に対する強靱性(レジリエンス)及び適応の能力を強化する。
13.2 気候変動対策を国別の政策、戦略及び計画に盛り込む。
13.3 気候変動の緩和、適応、影響軽減及び早期警戒に関する教育、啓発、人的能力及び制度機能を改善する。
13.a 重要な緩和行動の実施とその実施における透明性確保に関する開発途上国のニーズに対応するため、2020年までにあらゆる供給源から年間1,000億ドルを共同で動員するという、UNFCCCの先進締約国によるコミットメントを実施するとともに、可能な限り速やかに資本を投入して緑の気候基金を本格始動させる。
13.b 後発開発途上国及び小島嶼開発途上国において、女性や青年、地方及び社会的に疎外されたコミュニティに焦点を当てることを含め、気候変動関連の効果的な計画策定と管理のための能力を向上するメカニズムを推進する。

出典:外務省「JAPAN SDGs Action Platform」


「気候と社会連携研究機構」講義サイトでも授業内容が詳しく紹介されています.
【主宰サイト】UTCCS(気候と社会連携研究機構)ウェブサイト
 

2022年10月04日

『リベラルアーツの風』(52回、学内広報1560号)に本機構・井芹真紀子特任助教(駒場キャンパス・セイファー・スペース(KOSS))のインタビュー記事「マイノリティの学生が安心して過ごせる空間」が掲載されました

[#52] マイノリティの学生が安心して過ごせる空間
/教育プロジェクト「駒場キャンパス・セイファー・スペース(KOSS)」

【公開記事リンク(『学内広報』1560号)

関連サイト:KOSS[KOmaba campus Safer Space] ウェブサイト

2022年07月29日

【関連イベント】ウズベキスタン共和国「NORIKO学級」ガニシェル・ナジロフ校長による講演と意見交換

 

2022年6月20日(月)、ウズベキスタン共和国フェルガナ州リシタン市にある無償の日本語学校であるNORIKO学級の校長、ガニシェル・ナジロフさんを全学自由研究ゼミナール「平和のために東大生ができること」の授業にお招きし、コロナ禍でのウズベキスタンの状況や、同国のノンフォーマル教育における日本語学校の役割などについてお話をうかがい、意見交換を行った。

NORIKO学級は1999年に小松製作所の大崎重勝氏が開校。大崎氏の病没後、遺志を継いでガニシェル校長が継続している。

NORIKO学級で学んだ子どもたちのうち100人以上が日本に留学。外交分野や日本企業で働いている卒業生も多い。

 

 

 


2022年06月20日

【関連イベント/国連・障害・包摂】国連障害者権利条約(CRPD)締約国会議サイドイベント「災害時・人道危機時の心のウェルビーングと精神障害の包摂」を開催

 

UN COSP15 to the CRPD Side Event “Including Perspectives of Mental Well-being and Psychosocial Disabilities in Disaster Risk Reduction and Humanitarian Action”

6月18日、国連障害者権利条約締結国会議の一部として、災害や紛争等の危機時の心のウェルビーングと精神障害の包摂をめぐる好事例につき、国連機関、研究機関、精神障害当事者団体、若者の間で共有するイベントを、国連機関等と共催します。

冒頭には、シンガーのMay J.さんによるテーマソング歌唱も予定されています。

また、本学の学生団体UNiTeの萩野聡子さん、岸野桜子さん、EMPOWER Projectの影山舜さんも登壇予定です。


イベントの様子は、日本時間6月18日00:30以降、以下のサイトでご覧いただけます。

▼詳細はこちら(外部サイト)
https://voiceofyouth.jp/cosp2022

COSP15 Event Flyer.png
2022年06月17日

【学外・関連イベント】脱炭素社会実現宣言とイノベーション 新たなる成長戦略セミナー(瀬川教授が登壇します)


■脱炭素社会実現宣言とイノベーション 新たなる成長戦略セミナー
日本のカーボンニュートラル実現に向けたハイブリッド講演会「脱炭素社会実現宣言とイノベーション 新たなる成長戦略セミナー」が開催されます。本プラットフォームリーダーの瀬川教授が登壇します。


■開催日時
2022年3月24日(木)
16時45分開場、17時30分開始

■会場
東京虎ノ門グローバルスクエア コンファレンス 4階 RoomA / Zoom

■主催
一般社団法人 日本カーボンニュートラル推進協議会


■プログラム

「2050 カーボンニュートラルへの想い」
 菅 義偉 前内閣総理大臣・衆議院議員

「カーボンニュートラル実現政策と環境省の脱炭素の基盤となる8つの重点対策」
 山口 壮 環境大臣・衆議院議員

「脱炭素社会の構築に貢献する新技術一次世代の太陽光発電を中心に」
 瀬川浩司 教授(総合文化研究科・教養学部)

 

詳細はこちら(外部ページ)

 

2022年03月17日

【関連イベント】[EN/JP] UTokyo × Springer Nature SDGs Symposium 2022:エネルギーシステムから考える持続可能な開発目標間の関係(瀬川教授が登壇します)


SDGs Symposium 2022
Energy systems at the interface of multiple Sustainable Development Goals

エネルギーシステムから考える持続可能な開発目標間の関係



■開催日:2022年3月29日 16時30分 ~ 19時30分

■開催場所:オンライン

■要事前申込(外部サイトの申込フォームよりお申込み下さい。 [日本語] [EN] )
 受付期間:2022年2月24日 ~ 2022年3月28日

■言語:In English、日英同時通訳有



【開催概要】
SDGs達成のためには、学術界、ビジネス界、政策立案者、市民社会が、垣根を越えてトランスディシプリナリー(超学際的)な方法で緊密に連携する必要があります。このような学際的な協力関係に焦点を当て、更なる前進と影響力の向上を目指し、東京大学とシュプリンガー・ネイチャーは2022年3月29日にシンポジウム(言語:英語、同時通訳有)を開催いたします。

本シンポジウムでは、エネルギーシステムとSDGsの接点で活躍する日本の著名な研究者をお招きして、これらの多面的な現象についての研究を紹介し、社会に関連し且つ影響を与えうる効果的な解決策について積極的に議論したいと考えています。皆さまのご参加をお待ちしております。

 

【プログラム】
16:30-16:40 開会の辞
藤井 輝夫 (東京大学総長)
松橋 隆治 (東京大学エネルギー総合学連携研究機構 機構長)

16:40-17:00
基調講演1 「脱炭素社会に向けた次世代太陽光発電」
瀬川 浩司 (東京大学大学院総合文化研究科 教授)

17:00-17:20
基調講演2 「国連の持続可能な開発目標の達成に向けて -学術出版社の立場から」
Ed Gerstner (Director of Journal Policy & Strategy, Springer Nature)

17:25-18:15
パネルプレゼンテーション
「再生可能エネルギーと水素エネルギーの融合」
林 灯 (九州大学エネルギー研究教育機構 教授)

「脱炭素への移行のためのエネルギー・シナリオ」
杉山 昌広 (東京大学未来ビジョン研究センター 准教授)

「ステークホルダーからのインプレッションによってエネルギー関連の学術研究をより豊かなものに」
Gregory Trencher (京都大学大学院地球環境学堂 准教授)

「破壊的な社会発展に向けたグリーン・持続可能なエネルギー転換」
Muhummad Aziz (東京大学生産技術研究所 准教授)

「エネルギーシステムとSDGs研究をサポートするネイチャー関連誌」
Nicky Dean (Chief Editor, Nature Energy)

18:25-19:25
パネルディスカッション
講演者全員

※モデレータ:
高村 ゆかり (東京大学大学未来ビジョン研究センター 教授)

19:25-19:30
閉会の辞
Antoine Bocquet (Managing Director, Springer Nature Japan)


【詳細】
[東京大学イベント情報]
[外部特設サイト]
[Engilish Page]

2022年03月02日

【関連イベント】[EN/JP] アリソン・フィップス氏講演会「Me, Not You―西洋主流フェミニズムにおける問題」/Public lecture: 'Me, Not You: the trouble with mainstream Western feminism’ - Alison Phipps


【KOSS一般公開イベント】

アリソン・フィップス氏講演会
「Me, Not You―西洋主流フェミニズムにおける問題」

'Me, Not You: the trouble with mainstream Western feminism
Professor Alison Phipps


・日時:2022年3月19日(土)19:30~21:30 (JST)
・開催場所: ZOOM
・In English:日英同時音声通訳あり/日本語文字通訳あり

[参加申込/Register]
※定員に達し次第締切

 

 

2022年02月24日

【関連イベント】東京大学バリアフリーシンポジウム・高等教育における「繋がる支援」:谷間のない支援を目指して


日時:2022年2月9日(水)14:00~16:30
参加方法:オンライン開催 ※手話通訳・文字通訳付
参加費:無料
主催:東京大学バリアフリー支援室
定員:300名(事前登録制)

申込期間
1月4日~2月1日
http://ds.adm.u-tokyo.ac.jp/symposium2021.html

 

プログラム

14:00
開会挨拶  
林 香里(バリアフリー支援担当理事・副学長)

14:05
東京大学バリアフリー支援室概要
切原賢治(バリアフリー支援室 准教授)

14:15~15:30
第一部 「繋がる支援」の現状と課題
・趣旨説明
 熊谷晋一郎(バリアフリー支援室長/先端科学技術研究センター 准教授)

・STEM領域での支援
 並木重宏(先端科学技術研究センター 准教授)

・障害のある留学生への支援
 大西晶子(相談支援研究開発センター/グローバルキャンパス推進本部 准教授)

・合理的配慮提供を支える相談支援
 川瀬英理(相談支援研究開発センター助教)

・全国大学等の連携とプラットフォーム形成
 近藤武夫(先端科学技術研究センター 准教授)

~休憩~

15:45~16:25
第二部 パネルディスカッション:「繋がる支援」の未来を展望する

 

お問い合わせ
東京大学バリアフリー支援室本郷支所

2022年02月01日

【特別授業】国連大学(UNU-IAS)のRicha Kandpal博士にご講演頂きました


全学自由研究ゼミナール「SDGsとその先へ:アジアのフィールドで問う未来のかたち」では、12月15日(#10)に、国連大学サステイナビリティ高等研究所(UNU-IAS)からRicha Kandpal博士をお招きし、特別授業・ワークショップをオンライン開催しました。


[Science project to first- and second-year undergraduate students, UTokyo]
“SDGs and post-2030: think about the future from Asian field” #10
December 15, 2021

Special lecture and workshop:
Issues of sustainability in India and SDG localization in Asia-Pacific
Dr. Richa Kandpal
Institute for the Advanced Study of Sustainability
United Nations University


 Richa Kandpal博士には、出身地で研究対象地でもあるインドに関するサステイナビリティと、国連大学で関わっておられるアジア・太平洋地域におけるSDGsのローカライズに関して、英語でお話し頂きました。
 前半はインドを事例に、大気汚染や水質汚濁、廃棄物管理、気候変動対策等を取り上げ、それらの背景と都市・農村が直面する諸問題、環境-経済-社会の間に存在するトレードオフの課題、インド政府による近年の対策等について教えて頂きました。
 後半には、SDGsを達成する上でのローカルレベルの戦略と実装の必要性、その際の地方自治体の役割、「自発的国家/自治体レビュー」(VNR, VLR: Voluntary National/Local Review)と呼ばれるコンセプトとその実例、コロナ禍が東南アジア諸国の地方自治体の活動と地域におけるSDGsの進展に及ぼした影響、持続可能な未来のためにパンデミックから学べる教訓等の点について、最新の成果も交えながら貴重な話題提供を頂きました。
 ワークショップでは、グローバルな課題解決におけるローカルな対応の重要性や、インドにおける自然と社会の多様性に関する事柄のほか、国連大学で得られる経験と職務の特徴、日本での留学経験や生活等、多様な質問があり、時間いっぱいまで活発なやり取りが行われました。

 履修学生と、本授業を担当する本プラットフォームの原特任助教、本学部・人文地理学教室の永田淳嗣教授が参加しました。


Dr. Richa Kandpal
JSPS-UNU Postdoctoral Fellow
Institute for the Advanced Study of Sustainability
United Nations University

専門:コミュニティ開発、公共政策、都市開発、SDGsに関するガバナンス
インド工科大学(IIT)カラグプール校で都市計画の修士号を取得後、京都大学大学院地球環境学舎に進学され、ムンバイ大都市圏を事例とした地域計画と社会制度に関する研究により、博士(地球環境学)の学位を取得されました。その後、大学共同利用機関法人・人間文化研究機構 総合地球環境学研究所(RIHN)研究員として「豊かさの向上を実現する生活圏の構築」プロジェクトに参画されたほか、全インド地方自治研究所(AIILSG)とビル&メリンダ・ゲイツ財団(B&MGF)の共同プロジェクトによる、インドの都市における水・衛生セクターの開発計画等にも携わられました。現在は、国連大学サステイナビリティ高等研究所(UNU-IAS)において、SDGsのローカライズに関する調査・研究に従事されています。
主な著書:COVID-19 and Progress on Subnational Localisation of the SDGs(UNU-IAS,2021年)

https://ias.unu.edu/jp/people/experts/richa-kandpal.html#profile

 

 

 

 


2021年12月16日

【特別授業】(特非)緑の地球ネットワーク副代表・高見邦雄さんにご講演頂きました


 全学自由研究ゼミナール「SDGsとその先へ:アジアのフィールドで問う未来のかたち」では、12月8日(#09)に、認定特定非営利活動法人・緑の地球ネットワークで副代表を務められる高見邦雄さんをお招きし、特別授業・ワークショップをオンライン開催しました。

 高見さんには、30年に渡る中国の砂漠化地域での生態系修復および貧困農村での住民生活・教育支援活動について、当時の貴重なネガ写真も多く使いながら、お話し頂きました。地球環境問題を現地の課題と結びつけて総合的に対処することの重要性や、これまでの活動の様々な成功・失敗談、それらの要因、日中戦争の激戦地ゆえの現地の人々との関係構築までの困難、第一線の専門家らを巻き込んできた取組み等、数多くの貴重な教訓と経験を教えて頂きました。
 ワークショップでは学生から、今日まで長く活動を続けてこられた理由や、取組む上での障壁、NPO/NGOの活動資金について等、多様な質問があり、時間いっぱいまで活発なやり取りが行われました。最後には、NPO/NGOによる「草の根」の活動の意義や役割についてのお考え、学生たちへのメッセージも頂きました。

 履修学生と、本授業を担当する本プラットフォームの原特任助教、本学部・人文地理学教室の永田淳嗣教授が参加しました。

 

高見邦雄さん
特定非営利活動法人・緑の地球ネットワーク 副代表

発起人の1人として、1992年に「緑の地球ネットワーク」設立に参加。1994年から事務局長。コロナ禍以前は毎年100~120日間、中国山西省の農村に滞在し、植林活動や貧しい農村での生活支援をおこなっている。活動は国内外で高い評価を得ており、2019年にはNHK world-JAPANの「Side by Side」等でも特集番組が組まれた。これまでに日本政府「外務大臣表彰」(2012年)、国際協力機構JICA「理事長賞」(2014年)、中国政府「友誼奨」(2001年)、山西省大同市政府「環境緑化奨」(2002年)、大同市栄誉市民(2006年)ほか、数々の賞を受賞。
主な著書:『ぼくらの村にアンズが実った』(日本経済新聞社,2003)ほか。

[ 当団体のホームページ ]

[ Prime Minister's Office of Japan, Youtube(ENG)]

 

 

 

 

2021年12月09日

【動画公開】国連×本機構×東大UNiTE等「包摂的でアクセシブルなコロナ後の世界に向けて」オンラインイベント


国連訓練調査研究所(UNITAR)×国連女性機関(UN Women)×本機構×東大UNiTE×EMPOWERプロジェクト×STEP(Special Talent Exchange Program), A Cross Disability & Development Organization (パキスタン)

「包摂的でアクセシブルなコロナ後の世界に向けて」オンラインイベント
UN Int'l Day of Persons with Disabilities 2021 Building an Inclusive & Accessible PostCOVID19 World


12月4日深夜に『国連「国際障害者デー」イベント:包摂的でアクセシブルなコロナ後の世界に向けて』がオンラインで開催され、国連障害者権利条約の策定を率いたガジェゴス元エクアドル外務大臣、国連事務総長室上級官、国連事務局障害担当チーフ、国連女性機関上級顧問、ロンドン大学教授、当事者リーダーなどと共に、本プラットフォームに参画する井筒准教授のほか、本学から医学系研究科の飯山智史、工学系研究科の岡俊輔、教育学部の菅田利佳がパネリストとして参加しました。

また、「科捜研の女」主題歌や「NHKみんなのうた」、ミュージカル「RENT」で話題のシンガー、遥海さんが特別パフォーマンスを披露されました。

なお、本イベントは6月に、同じく国連と本機構国際連携部門が、ブロードウェイと共同で開催した国連障害者権利条約締約国会議「障害・多様性・包摂:ブロードウェイ・マスタークラス」イベント(https://media.un.org/en/asset/k11/k11iscyo4y)に続くものです。

〇 イベントの様子は、以下のサイトからご覧いただけます。

2021年12月09日

【関連イベント】エネルギー総合学連携研究機構設立シンポジウム(瀬川教授が登壇します)

 

東京大学 エネルギー総合学連携研究機構 設立シンポジウム

2021年7月1日、東京大学「エネルギー総合学連携研究機構」が発足いたしました。その設立シンポジウムを10月28日(木)、オンラインライブ形式で開催いたします。

日時:2021年10月28 日(木)13:00~18:30
参加無料 
申込締切:10月25日(正午)
人数:先着500名様

[お申し込みサイトはこちら]
※ご登録いただいた方には、別途、ライブ配信を視聴するために必要な情報を、メールにてご連絡いたします。


~プログラム~

13:00~13:05
共催者挨拶
大久保 達也  
本学 国際オープンイノベーション機構 機構長、理事・副学長

13:05~13:10
責任部局長挨拶
染谷 隆夫  
本学 工学系研究科 研究科長、教授

13:10~13:15
来賓挨拶
木原 晋一  
経済産業省 産業技術環境局 審議官

13:15~13:30
基調講演   
「多様性の海へ:対話が創造する未来」
藤井 輝夫  
本学 総長

13:30~13:35 
エネルギー総合学連携研究機構の紹介

13:35~14:00
主催者挨拶
松橋 隆治  
本学 エネルギー総合学連携研究機構 機構長

-- 14:00~14:15 休憩 --

14:15~14:30
特別講演1
「グローバル・コモンズの責任ある管理とエネルギーシステムの在り方」
石井 菜穂子 
本学 理事、未来ビジョン研究センター 教授

14:35~14:50
講演1
「再生可能エネルギーとデータセンター」
江崎 浩 
本学 情報理工学系研究科 教授

14:55~15:10
講演2
「熱エネルギーを長期間貯蔵可能な革新的材料"蓄熱セラミックス"」
大越 慎一 
本学 理学系研究科 副研究科長、化学専攻教授

15:15~15:30
講演3
「プラスチックと人類および環境との共存を目指して~エネルギー、リサイクル、脱炭素、生分解の観点から考える~」
岩田 忠久 
本学 農学生命科学研究科 教授

15:35~15:50
講演4
「カーボンニュートラルに向けた次世代太陽光発電」
瀬川 浩司 
本学 総合文化研究科 教授、本プラットフォームリーダー

15:55~16:10
講演5
「新たなエネルギーシステムへの移行とガバナンス、ルール形成」
梶川 裕矢 
本学 未来ビジョン研究センター 教授

-- 16:10~16:15 休憩 --

16:15~16:25
特別講演2
ファティ ビロル  
International Energy Agency(IEA)事務局長

16:25~16:40
特別講演3
高村 ゆかり 
本学 未来ビジョン研究センター 教授、日本学術会議 副会長

16:45~17:00
講演6
「エネルギー政策学の新たな展開に向けて」
大橋 弘 
本学公共政策大学院 院長、教授

17:05~17:20
講演7
「カーボンニュートラル時代の熱利用」
鹿園 直毅 
本学 生産技術研究所 機械・生体系部門 教授                
17:25~17:40
講演8
「電気化学材料・デバイス・システムによるカーボンニュートラルへの挑戦」
杉山 正和 
本学 先端科学技術研究センター エネルギーシステム分野 教授

17:45~18:00
講演9
「次世代モビリティ技術とカーボンニュートラルエネルギーシステム」
大崎 博之 
本学 新領域創成科学研究科 先端エネルギー工学専攻 教授

18:05~18:20
講演10
「脱炭素工業炉のためのアンモニア燃焼」
鈴木 雄二 
本学 工学系研究科 副研究科長、機械系工学専攻 教授

18:25~18:30
閉会挨拶
上條 健  
本学 国際オープンイノベーション機構 統括クリエイティブマネージャー



主催:東京大学エネルギー総合学連携研究機構  
共催:東京大学国際オープンイノベーション機構

 

関連リンク
全学ホームページサイト

 

2021年10月20日

【後援イベント・学内/学生対象】「ソーシャルビジネスって何?」(東大 社会起業コミュニティ For Earth主催)

 社会課題の解決に取組みたい東大生が集い、互いに研磨しあう場を提供する学生団体「For Earth」の活動を、SDGs教育推進プラットフォームが後援します。

 その一環として、10月26日(火)に(株)ボーダレス・ジャパンの鈴木健太郎氏をお招きした講演会とワークショップ「ソーシャルビジネスって何?」を共催します。ソーシャルビジネス初心者大歓迎のイベントです。

 

「ソーシャルビジネスって何?」presented by (株)ボーダレス・ジャパン

主催:東京大学社会起業コミュニティ For Earth
後援:東京大学教養教育高度化機構 SDGs教育推進プラットフォーム

日時:2021年10月26日(火)19:00~20:30 [zoom]
応募締切:10月25日
対象者:本学の学生
[応募フォームはこちら]

Session 1
ボーダレス・ジャパンの採用広報担当を務める鈴木健太郎氏をお招きし、ソーシャルビジネス初心者に向けた特別公演を開催します。「ソーシャルビジネス」という言葉は聞いたことがあるけど、実際どんなことをしているの?という方必見です。

Session 2
ソーシャルビジネスに関心を持つ東大生との意見交換の場を設けます。こんなことに関心がある、Session 1の講演を聞いたうえでの感想など、各々自由な交流ができる場です。

※内容は変更の可能性があります。予めご了承ください。

 

■ 株式会社ボーダレス・ジャパンとは?
「ソーシャルビジネスで世界を変える」を掲げ、ソーシャルビジネスを通じて社会問題の解決に取組む、社会起業家集団です。これまで30社以上の社会課題解決の事業を国内外問わず展開されています。【詳しくは同社Webサイトへ

 

■ 東京大学社会起業コミュニティ「For Earth」
 (@ForEarth2020_ut)

 

 

 

2021年10月18日

【関連イベント】東京カレッジ:著者と考える「人新世の『資本論』」(斎藤幸平氏)


概要

2021年10月12日 16時 — 18時
Zoom ウェビナー

このままで環境は大丈夫?豊かな社会とは?2050年の未来社会をテーマに学び続ける東京カレッジの研究者たちが、いま知りたいこと、聞きたいことを、2021年新書大賞受賞作「人新世の『資本論』」(2020) の著者、斎藤幸平氏に問いかけ、議論します。


講師プロフィール

著者:斎藤 幸平(大阪市立大学大学院経済学研究科 准教授)

ベルリン・フンボルト大学哲学科博士課程修了。博士(哲学)。専門は経済思想、社会思想。Karl Marx’s Ecosocialism: Capital, Nature, and the Unfinished Critique of Political Economy(邦訳『大洪水の前に』・堀之内出版)によって権威ある「ドイッチャー記念賞」を日本人初、歴代最年少で受賞。日本国内では、晩期マルクスをめぐる先駆的な研究によって「学術振興会賞」受賞。30万部を超えるベストセラー『人新世の「資本論」』(集英社新書)で「新書大賞2021」を受賞。


東京カレッジ研究者:

赤藤 詩織(特任助教)
Marcin Pawel JARZEBSKI(特任助教)
Flavia BALDARI(特任研究員)
Hannah DAHLBERG-DODD(特任研究員)
寺田 悠紀(特任研究員)
王 雯璐(特任研究員)
細川 尚子(ポスドク研究員)
Maria TELEGINA(ポスドク研究員)


詳しくはこちら


2021年10月04日

2021年度Aセメスター開講科目のお知らせ


SDGs・持続可能な発展に関連して,教養教育高度化機構では本プラットフォーム参画教員が中心となり2021年度Aセメスターに下記の科目を開講いたします。今年度の詳しい内容や履修に関する情報はUTAS掲載のシラバスをご覧ください。



〇 全学自由研究ゼミナール(教養学部前期課程)

「Road to 2050 環境と経済の好循環に向けて」
(A,火4,瀬川教授,松本客員准教授,原特任助教ほか)
キーワード:地球温暖化、気象災害、エネルギー、カーボンニュートラル、持続可能な社会、環境と経済の好循環

「SDGsとその先へ:アジアのフィールドで問う未来のかたち」
(A,水5,原特任助教,永田教授(人文地理学))
キーワード:自然環境と社会、地域計画、SDGs、農村と都市、伝統文化、持続可能な発展・開発

「国連とインクルージョン」
(A1ターム,木4,井筒特任准教授)
キーワード:国連、人権、SDGs、障害者の権利、精神保健

「平和のために東大生ができること」
(A,木5,岡田准教授)(兼後期課程 高度教養特殊講義)
キーワード:中央アジア、SDGs、権威主義体制、移行国、永世中立、軍縮・不拡散

「働きがいやジェンダーを考える」
(A,金2,星埜教授,伊勢坊特任助教(本機構アクティブラーニング部門))(兼後期課程 高度教養特殊演習)
キーワード:働きがい、ジェンダー、SDGs


〇 国際研修

「平和のために東大生ができること:中央アジア研修」
(A2ターム,集中,岡田准教授)
キーワード:中央アジア、カザフスタン、トルクメニスタン、SDGs、開発、平和と公正

2021年09月28日

【関連イベント・学内限定】2021.9.17. 性暴力を終わらせる~LGBTQIA+への被害の実態~

 

「性暴力を終わらせる〜LGBTQIA+への被害の実態〜」

日時:9月17日(金)18:00-20:00(Zoom)
講演:岡田実穂さん
主催:Tottoko Gender Movement
共催:教養教育高度化機構 国際連携部門 KOSS(Komaba Campus Safer Space)
対象:本学関係者(学生、教職員等)

参加申込:https://forms.gle/czWnF3Bj2Woc4Sbo9
(東京大学のメールアドレスでログインしてください)
申込締切:9月15日

Broken Rainbow-Japan、レイプクライシス・ネットワークなどで活動されている岡田実穂さんをお招きして、LGBTQIA+への性暴力被害という視点からどうすれば誰もが安心して過ごせるようなキャンパス・社会を作ることができるかについて考えます。

(Tottoko Gender Movement のTwitterより)

2021年09月10日

【関連イベント/多様性・障害・包摂】2021.09.19. 東京大学「UNiTe」主催:ブロードウェイ俳優・由水南さんスペシャルワークショップ

 全学自由研究ゼミナール「国連と文化」に参加した学生が、国連本部で受けた刺激をもとに立ち上げた学生団体「UNiTe」が主催し、ブロードウェイ俳優の由水南さん(ブロードウェイ『ミスサイゴン』他)をお招きして、スペシャルワークショップを開催します。

 由水さんは、ひとりひとりの「自分らしさ」が輝く社会を目指して、2014年から演劇の枠を越えて "YU-project" (ユープロジェクト)という活動をスタートされています。YU-projectの "YU"(ユー)は、"You are Unlimited.(可能性は無限大)"。演劇界最高峰で培った「心・体・言葉(声+英語)」のツール、そしてブロードウェイの世界で受け取った「Gift(贈り物)」を伝えることを通じて、「自分らしく表現できる喜び」 を体感してもらい、「無限大の可能性」を広げるサポートがしたい、との思いが込められているそうです。音楽、英語、演劇の要素を織り交ぜた「YUセミ(ユーセミ)」をニューヨークと日本、オンラインで開催されています。(由水さんWebページより)。

 先日開催した国連障害者権利条約(CRPD)締約国会議サイドイベント「多様性・障害・包摂:ブロードウェイ・マスタークラス」(UN COSP14 to the CRPD Side Events “Disability, Diversity and Inclusion: Broadway Master Class”)にもご出演いただきました。

<開催概要>
日時:9/19(日)9:00~11:00
場所:YouTubeによるライブ配信
講師:ブロードウェイ俳優/YUプロジェクト主宰 由水南さん
視聴リンク:https://gogatsusai.jp/94/visitor/kikaku/461に掲載予定です。
主催:東京大学UNiTe

<YUプロジェクトについてはこちらをチェック!>
【HP】 https://www.yu-project.org
【Instagram】 https://www.instagram.com/youunlimitedproject/
【Facebook】 https://www.facebook.com/YouUnlimitedProject/
【Youtube】 https://www.youtube.com/channel/UCLDFeuHEGjzIT7y0BSc5zTg

<第94回五月祭について>

2021年09月08日

【情報更新】2021年度Aセメスター新規開講授業・全学自由研究ゼミナール「Road to 2050:環境と経済の好循環に向けて」の情報を追加しました


教養学部前期課程向けの全学自由研究ゼミナールのひとつとして開講されます。瀬川、松本、原の本プラットフォーム教員に加え、前教養教育高度化機構長の松尾基之 特任教授(物質循環学)、国立環境研究所 地球システム領域副領域長の江守正多 客員教授(IPCC AR5・AR6主執筆者)(地球環境科学)、小林光 客員教授(元環境事務次官)(環境経済学)、田中良 客員教授(日本の再生可能エネルギー)、韓礼元 特任教授(中国のエネルギー技術開発)、王海濱 特任講師(中国のエネルギー政策)が本授業を担当します。

 

詳しくはこちらをご覧ください


 

2021年09月08日

【関連イベント】ワークショップ第2回「東大生がつくるSDGsの授業」

本機構アクティブラーニング部門では、高校生を対象としたSDGsに関するワークショッを昨年度に引き続き開催いたします。東京大学教養学部で開講している全学自由研究ゼミナール/高度教養特殊演習「SDGsを学べる授業をつくろう」において特に優れた授業案を設計した学生達が授業を実施いたします。SDGsの理解が深まるような工夫が施された授業が揃っておりますので、是非ご参加ください。

■ 概要

1.日時
2021年8月29日(日)14時~17時

2.場所
ZOOM (URLはお申し込み者にお伝えします)
※授業ではペアワークやグループワークの場面が多くあります。可能な限りカメラをオンにして参加していただければ幸いです。
※参加者のプライバシーへの配慮の観点から、録音・録画は一切お控えいただきますよう、よろしくお願いいたします。

3.対象者
高校生 [定員40名]

4.参加費
無料

5.プログラム
14:00~14:30
司会挨拶:伊勢坊綾(総合文化研究科 特任助教)
趣旨説明:中村長史(総合文化研究科 特任助教)
14:30~15:20 SDGs全体を扱う授業「俯瞰してみるSDGs〜17の目標間の関係性に迫る〜」
吉田莉々(東京大学教養学部 2年)
黒瀬淳平(東京大学教養学部 1年)
15:20~15:40 休憩
15:40~16:30 目標4(教育)を中心に扱う授業「隠された格差〜『誰一人取り残さない』を
考える〜」
辻美波(東京大学教養学部2年)
山本佳明(東京大学教養学部1年)
16:30~17:00
まとめ:中澤明子(総合文化研究科 特任准教授)

6.お申し込み
以下の申込フォームよりお申込ください。
https://forms.gle/yTDgas3DAy9nVj2n9
※ 締切 8/11(水)23:59
※ 定員を超える申し込みがあった場合は抽選となります。

 

■ 開催報告はこちら

 


2021年08月29日

【後援イベント・資料公開】東京財団主催「第6次エネルギー基本計画をめぐって―30年46~50%削減、50年カーボンニュートラルに必要な施策とは―」の動画、講演者の資料等が公開されました

2021年7月7日に開催された、東京財団政策研究所主催ウェビナー「第6次エネルギー基本計画をめぐって―30年46~50%削減、50年カーボンニュートラルに必要な施策とは―」(本機構後援)では、世界で急速に進む脱化石燃料と再生可能エネルギーの大幅普及を目指すエネルギー転換、第6次エネルギー基本計画をテーマに、本プラットフォームの瀬川浩司教授をはじめ、各講演者から幅広い論点についての発表が行われました。
動画と発表資料、パネルディスカッション要旨の抜粋などが、下記より公開されております。ぜひご覧ください。

【リンク】(東京財団政策研究所)

2021年07月22日

東京大学に学内10部局が連携した「エネルギー総合学連携研究機構」が発足しました。瀬川教授が参画しています

 

2021年7月1日、本学では学内10部局(総合文化研究科、工学研究科、農学生命科学研究科、理学系研究科、情報理工学系研究科、新領域創成科学研究科、公共政策学連携研究部、未来ビジョン研究センター、先端科学技術研究センター、生産技術研究所)が連携し、文理融合による新たな学理として「エネルギー総合学」を創成するとともに、この学理を実践して社会に貢献する人材の育成を目指した「エネルギー総合学連携研究機構」(機構長:松橋隆治 工学系研究科 教授)をスタートさせました。本プラットフォームの瀬川教授が参画しています。

2021年07月19日

国連障害者権利条約(CRPD)締約国会議サイドイベント「多様性・障害・包摂:ブロードウェイ・マスタークラス」を開催しました


国連障害者権利条約(CRPD)締約国会議サイドイベント「多様性・障害・包摂:ブロードウェイ・マスタークラス」
UN COSP14 to the CRPD Side Events “Disability, Diversity and Inclusion: Broadway Master Class”


国連障害者権利条約・締約国会議の一部として、ブロードウェイから、マイケル・アーデンさん(ディズニーミュージカル『ノートルダムの鐘』)、由水 南さん(ブロードウェイ『ミスサイゴン』)、シェリーン・アーメッドさん(リンカーンセンター『マイ・フェア・レディ』)等を迎え、多様性をめぐるアートの力や、舞台のアクセシビリティー等について語り合いました。

冒頭には、シンガーの遥海さん(『RENT』)による圧巻のテーマソング歌唱も!
本学医学系研究科の飯山智史さん、教育学部の菅田利佳さんも登壇しました。

下記動画を是非ご覧下さい(外部サイト)。

https://vimeo.com/483884413

(主催:本機構IOP、UNiTe、EMPOWER Project、YU-project)

2021年06月18日

【後援イベント】2021.07.07. 東京財団主催「第6次エネルギー基本計画をめぐって―30年46~50%削減、50年カーボンニュートラルに必要な施策とは―」(瀬川教授が登壇します)

 

オンラインシンポジウム:第9回 東京財団政策研究所ウェビナー
「第6次エネルギー基本計画をめぐって―30年46~50%削減、50年カーボンニュートラルに必要な施策とは―」


◇◆◇開催概要◇◆◇
2021年7月7日(水)12:30~15:00 (オンライン・ライブ配信)
※ 事前登録制/定員500名/参加無料
▼ 概要・申込ページはこちら
https://www.tkfd.or.jp/research/detail.php?id=3755

主催:公益財団法人東京財団政策研究所
共催:東京大学未来ビジョン研究センター
後援:東京大学教養学部附属教養教育高度化機構


◇◆◇シンポジウム概要◇◆◇
昨年10月、菅首相は2050年カーボンニュートラル、脱炭素社会の実現を宣言しました。また本年4月には、2050年目標と整合的で野心的な目標として、2030年度に温室効果ガスを2013年度から46%削減することを目指し、さらに50%削減に向けて挑戦することを表明しています。世界は日本の50%削減に注目していますが、46%削減はこれまでの目標を7割以上引き上げるものであり、決して容易なものではありません。おりしも日本のエネルギー政策の大方針となる第6次エネルギー基本計画が決定されるタイミングにありますが、2030年46~50%削減、2050年カーボンニュートラルを実現するためには何が必要となるのでしょうか。本シンポジウムでは、エネルギー転換に対応する日本のエネルギー政策を研究してきた、東京財団政策研究所「加速するエネルギー転換と日本の対応」プロジェクト・メンバー、およびゲスト有識者により、カーボンニュートラルに必要なエネルギー政策の具体像を議論いたします。


◇◆◇登壇者◇◆◇ (敬称略、50音順)
東京財団政策研究所「加速するエネルギー転換と日本の対応」プロジェクト・メンバー
橘川武郎  国際大学副学長 国際経営学研究科教授(※プロジェクトリーダー)
黒崎美穂  ブルームバーグNEF 日本韓国分析部門長
杉本康太  東京財団政策研究所 博士研究員
瀬川浩司  東京大学大学院総合文化研究科広域科学専攻教授
高村ゆかり 東京大学未来ビジョン研究センター教授
平沼光   東京財団政策研究所 研究員(※プロジェクトリーダー[共同])

ゲスト登壇者
銭谷美幸  第一生命保険株式会社 運用企画部フェロー 兼
      第一生命ホールディングス株式会社 経営企画ユニットフェロー
田辺新一  早稲田大学理工学術院創造理工学部 教授            


◇◆◇プログラム◇◆◇ 
※当日の状況によりタイトルなどが変更になる可能性があります

1.開会挨拶  東京財団政策研究所所長 安西祐一郎
2.第6次エネルギー基本計画についてのコメント 橘川武郎氏
3.報告1:再エネ主力電源化に向けた施策
   高村ゆかり氏:「再生可能エネルギーの最大限導入に向けた政策課題」
   瀬川浩司氏 :「日本の再エネ大量導入に向けたパラダイムシフト:技術からのアプローチ」
   杉本康太氏 :「再エネと需給調整:日欧の取り組み」
4.報告2:トータルなカーボンニュートラルの実現に向けた施策
   黒崎美穂氏:「産業界の脱炭素化」
   平沼光氏 :「カーボンニュートラルの担い手としての地域の役割」
   橘川武郎氏:「原子力と化石燃料のゆくえ」
5.ゲスト登壇者からの報告および全体議論
   銭谷美幸氏:「アセットオーナーとしての役割と機関投資家としての日本企業への期待」
   田辺新一氏:「カーボンニュートラルに必要とされる需要の高度化と最適化」


2021年06月17日

岡田准教授が「オンライン授業・ハイブリッド授業のグッドプラクティス 総長表彰」を受賞しました

 コロナ禍の2020年度、東京大学では途切れない教育活動の推進のために、学事暦どおりにオンライン授業・ハイブリッド授業が精力的に進められました。
 その中でも、とくに優れた試みとして、プラットフォーム参画教員である岡田晃枝准教授が、「オンライン授業・ハイブリッド授業のグッドプラクティス 総長表彰」を受賞いたしました。

【全学Web:オンライン授業・ハイブリッド授業のグッドプラクティス 総長表彰】
【本学オンライン授業・Web会議ポータルサイト:グッドプラクティスについて】

2021年03月31日

「カザフ国立大学×東京大学 SDGsワークショップ」を国際研修の授業のなかで開催しました

2月24日(水)午後に、「カザフ国立大学×東京大学 SDGsワークショップ」を岡田准教授の国際研修「平和のために東大生ができること:カザフスタン研修」のなかで実施し、SDGs教育推進プラットフォームが共催しました。

カザフスタン共和国・アルマティ市とオンラインで繋ぎ、カザフ国立大学(the Al-Farabi Kazakh National University)東洋学部のエルラン・アハポフ(Yerlan Akhapov)准教授に「カザフスタンにおけるSDGs:環境問題を中心に」と題してご講演頂きました。また、原特任助教が解題者として登壇しました。

過灌漑農業に起因するアラル海の縮小と水資源管理をめぐる諸課題、砂漠化地域の緑化活動、アルマティ市の都市計画などについて、履修学生らとの間で活発な議論が展開されました。

カザフ国立大学について(英語)【リンク】

2021年03月03日

【研究】SDG9、14、15を横断的に実現する農業技術として国際的に注目される「水田養殖」に関する原特任助教の解説記事が日本地理学会の電子ジャーナルに掲載されました


中国における水田養殖業および水田養殖研究の展開と課題

E-Journal GEO, 2021年, 16巻1号, pp. 70-86
[DOI] https://doi.org/10.4157/ejgeo.16.70

抄録
中国では,環境汚染,内陸水産養殖業の急速な発展にともなう水田環境の喪失,農村部の貧困問題を改善するため,新たな農業のかたちが模索されている.中でも近代的な稲作と水産養殖の統合は,地域経済を発展させつつ水田環境と生態系を保全するための有効な方法の一つとして注目を集めている.一方,多くの地域では,依然として水田養殖の普及率は低い.その要因として,野生種の生息域内外ではその動物の養殖業の競争力に地域差があること,養殖動物の消費需要の地域的偏りと生育に必要な気候環境が制約条件になっていること,都市部の消費者の間で,水田養殖に関する生態学的なメリットやブランドの認知が広がっておらず,付加価値の創出に課題を抱えていること等が挙げられる.加えて,今後の課題として,養殖に導入された種による陸水域生態系への影響と,食の嗜好変化によって伝統的な方法を維持する中国西南地域へ近代的な水田養殖が無秩序に拡大すること等も懸念される.

中国北部の各地で販売される「蟹田米」(水田モクズガニ養殖によって減農薬・減化学肥料で栽培・収穫されたウルチ米)のパッケージ例(本論文より転載)
(原特任助教が、河北省張家口市、寧夏回族自治区銀川市、陝西省延安市、同省咸陽市にて、2015~2019年にそれぞれ撮影)

2021年03月03日

原特任助教が、ツムラ労働組合主催の(株)ツムラの社員向けSDGsセミナーで講演しました

2月25日(木)夜に、原特任助教がツムラ労働組合茨城支部のご招待により、漢方薬品大手・(株)ツムラの全社員を対象としたSDGsセミナーで講師を務めました。質疑応答を含めて約2時間に渡り、オンライン(Zoom)で講演しました。管理職の方も含め、全国から様々な職種の方にご参加頂きました。

講演では、SDGsと「持続可能な開発のための2030アジェンダ」に関して、基本構造や理念、淵源、重要な考え方やことばの意味、大まかな内容等について広くご紹介したうえで、気候変動、防災・減災、生物多様性、インクルージョン、ジェンダー平等などのテーマについても話題提供しました。時間いっぱいまで参加者の間で活発な議論が展開されました。

2021年02月26日

【後援イベント・資料公開】東京財団主催「脱炭素社会を目指す上でのベストミックス~再生可能エネルギー主力エネルギー化に向けて~」の動画、講演者の資料等が公開されました

 

2021年 2月15日(月)にオンラインで開催された、第7回東京財団政策研究所ウェビナー「脱炭素社会を目指す上でのベストミックス~再生可能エネルギー主力エネルギー化に向けて~」(本機構後援)では、世界で急速に進む脱化石燃料と再生可能エネルギーの大幅普及を目指すエネルギー転換をテーマに、本プラットフォームの瀬川浩司教授をはじめ、各講演者から幅広い論点についての発表が行われました。
また、パネルディスカッションにおいては、約1,000名に及ぶお申込者の皆さまから頂戴したご質問をカギとして、充実した議論が展開されました。

動画と発表資料、パネルディスカッション要旨の抜粋などが、下記より公開されております。ぜひご覧ください。
【リンク】(東京財団政策研究所)

2021年02月26日

【関連イベント】2021.3.26. Springer Nature×東大共催 SDGsシンポジウム2021「学際的科学から解決策を考える:食料、水、気候、生態系の持続可能な開発目標」

 

■会場:オンライン(Zoom)
■日時:2021年3月26日 16:30~19:00
 [詳細・申込先リンク]

【開催概要】
 健全な地球環境は、私たち人類の幸福に直接的および間接的にさまざまな形で恩恵を与えています。私たちを取り巻く環境は、人々の食べ物や生活資材、日々の暮らしを地球規模で支えているとともに、さまざまな動物に生息場所を与え、地球全体の水循環や気候の調整の役割を担っています。しかし、生態系は一方で、気候変動、生息地の消失、環境汚染、動物の乱獲などさまざまな脅威に直面しています。これらの脅威の多くは、経済成長、貿易、都市化に関連した私たち人間の営みによって引き起こされています。これらの複合的な脅威が、地球および人間社会の持続可能性に重大な影響を与えることになります。

 自然システムの相互関連性は、SDG2(飢餓をゼロに)、SDG6(安全な水とトイレを世界中に)、SDG13(気候変動に具体的な対策を)、SDG14(海の豊かさを守ろう)、SDG15(陸の豊かさも守ろう)など複数のSDGs(持続可能な開発目標)の強い関係性を示唆しています。世界で起きている気候変動や生態系の変化が引き起こす波及効果を考えると、持続可能な開発のためには、学際的な知識を集結し、目標間の関係性を理解したうえでSDGsの観点から問題解決にあたるのが急務です。

 SDGs推進のために、最終的には、学術界、ビジネス、政策立案者、市民社会が垣根を越えてトランスディシプリナリー(超学際的)な方法で協力する必要があります。Nature, Nature Sustainability, Sustainability Science誌の出版社であるシュプリンガー・ネイチャー(Springer Nature)は、エビデンスに基づいたサスティナビリティ(持続可能性)研究の発見と普及を進めるうえで重要な役割を果たしています。さまざまな協力関係に焦点を当て、そしてそれらをさらに深めるために、2021年3月26日にシンポジウムを開催いたします。この分野における日本の著名な研究者をお招きし、これらの多面的な現象への見解をご紹介し、効果的な解決策を開発するための最適な研究について編集者とともに議論できる機会となることを期待しております。皆さまのご参加をお待ちしております。


2021年02月24日

【関連イベント】2021.3.15. 教養教育高度化シンポジウム2021「科学技術コミュニケーションの16年-東日本大震災10年とコロナ禍のなかで-」


■会場:オンライン(Zoomウェビナー)
■日時:2021年3月15日 13時~17時10分
 [詳細・申込先リンク]


【企画主旨】
コロナ禍のなかで、科学と社会の関係、科学コミュニケーションのあり方が改めて問い直されている。2005年から政府の振興政策で種の蒔かれた日本の科学コミュニケーション教育は、東京大学では後期教養教育の一環に位置づけられるなど、単なる科学研究のアウトリーチにとどまらない広がり・意味を持つようになってきた。東日本大震災・福島第一原子力発電所事故の経験も踏まえながら、今後を展望したい。

 


【プログラム】
司会:内田麻理香(科学技術インタープリター養成部門特任講師)

13:00~13:20 開会挨拶
太田 邦史(総合文化研究科長・教養学部長/総合文化研究科教授)
松尾 基之(教養教育高度化機構長/総合文化研究科教授)

13:20~14:20 第1部 歴史と成果
杉山 滋郎(北海道大学名誉教授/北海道大学CosTEP初代代表)
「何を目指してきたのか ―日本の「科学コミュニケーション」をふりかえり課題を探る」

「プログラム修了生の声」
北海道大学・科学技術コミュニケーター養成ユニット修了生
早稲田大学・科学技術ジャーナリスト養成プログラム修了生
東京大学・科学技術インタープリター養成プログラム修了生

黒田 玲子(中部大学特任教授/東京大学名誉教授/2007-11年度科学技術インタープリター養成プログラム代表)
「コメント:設立当事者の一人として」

14:50~15:40 第2部 東日本大震災とコロナ禍
坂東 昌子(NPO法人あいんしゅたいん理事長/愛知大学名誉教授)
「21世紀の科学と市民 -TEPCO事故とコロナ禍から学ぶ」

藤垣 裕子(総合文化研究科教授/2012-14年度科学技術インタープリター養成プログラム代表)
「大震災とコロナ禍が提起する「科学者の社会的責任」の課題」

16:10~17:00 第3部 パネルディスカッション

17:00~17:10 閉会挨拶
廣野 喜幸(総合文化研究科・情報学環教授/科学技術インタープリター養成プログラム代表)

【主催】
東京大学大学院総合文化研究科・教養学部附属教養教育高度化機構

2021年02月24日

【後援イベント】2021.02.15. 東京財団主催「脱炭素社会を目指す上でのベストミックス:再生可能エネルギー主力化に向けて」(瀬川教授が登壇します)

【東京財団政策研究所ウェビナー(Webinar)シリーズ】

#07
脱炭素社会を目指す上でのベストミックス:
再生可能エネルギー主力化に向けて


日程:2021年02月15日(月)
時間:14:30-17:00
会場:オンライン開催(Zoomウェビナー)
主催:公益財団法人東京財団 政策研究所
共催:東京大学 未来ビジョン研究センター
後援:東京大学 教養学部附属教養教育高度化機構
詳細・申込:参加をご希望の方は、下記の公式Webサイトよりお申し込みください。
(事前登録制/定員500名/参加無料) https://www.tkfd.or.jp/research/detail.php?id=3641


開催概要
 気候変動問題へ対処するため、世界では脱化石燃料と再生可能エネルギーの大幅普及を進めるエネルギー転換が急速に進められています。日本でも、2050年までに温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする脱炭素社会の実現を目指すことが宣言されるなど、再生可能エネルギーを中心としたエネルギーミックスの構築は急務となっています。エネルギー転換は企業の競争力、産業・経済政策にも大きな影響を及ぼすため、その動きは今後ますます加速し国際競争も激化していくことが見込まれます。そのような状況下で、日本が生き残っていくためには、一次エネルギーにおいて再生可能エネルギーを「主力化」するなどの大胆な目標が必要なのではないでしょうか。本シンポジウムでは、再生可能エネルギーを主力としたエネルギーミックスを構築するには何が必要なのか、有識者を招き広く議論、考察します。

プログラム
1. 開会挨拶:安西 祐一郎 東京財団 政策研究所所長
2.「加速するエネルギー転換と日本の対応」プロジェクト報告
3. 小泉進次郎 環境大臣からのビデオメッセージ(予定)
4. ゲスト登壇者およびプロジェクト・メンバーによるパネルディスカッション
【登壇者(敬称略、50音順)】
・東京財団政策研究所「加速するエネルギー転換と日本の対応」プロジェクトメンバー
   橘川 武郎 国際大学 国際経営学研究科 教授(※プロジェクトリーダー)
   黒崎 美穂 ブルームバーグNEF 日本韓国分析部門長
   杉本 康太 東京財団 政策研究所 ポストドクトラルフェロー
   瀬川 浩司 東京大学 総合文化研究科 教授・本プラットフォームリーダー
   高村 ゆかり 東京大学 未来ビジョン研究センター 教授
   平沼 光 東京財団 政策研究所研究員 兼 政策オフィサー
・ゲスト登壇者
   岡本 浩 東京電力パワーグリッド株式会社 取締役副社長
   三宅 香 イオン株式会社 執行役
   ほか

2021年01月29日

Hult Prize東京大学大会をHult Prize東大事務局と共催しました

 12月12日(土)、世界最大の学生社会起業コンテスト Hult Prize の東京大学大会を開催しました(テーマ:Food)。14チームが出場し、文科一類、文科二類、理科三類の1・2年生3名によるチーム「TheChangeMakers」が、「スマート家電を利用したフードロス削減プロジェクト」で優勝しました。このチームは、春に行われる予定のHult Prize のアジア大会に出場します。

 本大会では、審査委員長を石井菜穂子 東京大学理事(未来ビジョン研究センター教授)が務め、その他の審査員を江川雅子氏(元東京大学理事・一橋大学商学部特任教授)、木村廣道氏(株式会社FTI代表取締役・未来ビジョン研究センター特任教授)、中沢賢治氏(欧州復興開発銀行(EBRD)元シニアマネージャー・国際開発研究者協会幹事)に、務めて頂きました。また開会の辞を国連広報センター(UNIC)の根本かおる所長に頂きました。大会事務局顧問を岡田准教授が務めました。

 

2020年12月12日

国連と協力した出版物「障害を包摂した防災(英文)」を刊行・公開しました

 2015年に仙台で開かれた「国連世界防災会議(WCDRR)」で開催された国連のパブリック・フォーラムの内容と、その後の実施をめぐる好事例と教訓等をまとめた冊子です。『Disability-inclusive Disaster Risk Reduction: An Urgent Global Imperative: Report of the United Nations Department of Economic and Social Affairs Public Forum: Taking Action toward a Disability-inclusive Disaster Risk Reduction Framework and its Implementation, United Nations World Conference on Disaster Risk Reduction, Sendai, Japan and the Progress Thereafter』。アートワークは、仙台出身のアーティスト朝倉弘平さんによるものです。【リンク】

2020年12月09日

国連障害者権利条約第13回締約国会議で井筒特任准教授と学生が発表しました

The Intersection between Peace, Diversity and Disability - COSP13 Side Event (2 Dec 2020)

COSP13 サイドイベント:平和、多様性、障害の交差点
【UN web TV】

Panel Discussion: The Voices and Actions of Youth in Promoting Inclusive and Diverse Environments for the Full Implementation of the CRPD - COSP13 Side Event (3 Dec 2020)

パネルディスカッション ~障害者権利条約(CRPD)の完全な実施のための、インクルーシブ(包摂的)で多様性のある環境促進に向けた若者の声と行動~
【UN web TV】

The UNITAR-UN Women-STEP-University of Tokyo Global Forum on Leadership of Women and Girls with Disabilities in Building Back Better Towards an Inclusive, Accessible and Sustainable Post-COVID-19 World - COSP13 Side Event (4 Dec 2020)

新型コロナウイルス問題(COVID-19)後の世界における、インクルーシブでアクセシブルでサステイナブルな、よりよい復興を実現するための、障害のある女性と女児のリーダーシップに関する国際フォーラム
【UN webTV】

2020年12月04日

【関連イベント】東京フォーラム2020オンライン「Global Commons Stewardship in the Anthropocene (人新世における人類共有の地球環境、グローバル・コモンズの管理責任)」

 今回のテーマは、「人類の生活は、レジリエンスを持ち、安定的な地球システムによって支えられていること」「我々の発展の礎になっているのが気候、森林、大地、水、海洋などのグローバル・コモンズだということ」への理解を深めること、そして我々が今何をすべきか、でした。
 世界各国から著名な研究者、経営者、政策立案者、環境問題専門家が集まりました。「ハイレベル特別対話セッション」では、石井菜穂子 東京大学理事(未来ビジョン研究センター教授)と、世界各地の専門家をオンラインでつないで議論が行われましたた。ヨハン・ロックストロム ポツダム気候影響研究所長、ベラ・ソンウェ 国連アフリカ経済委員会局長、クリスティアナ・フィゲレス 前国連気候変動枠組条約事務局長、ポール・ポールマン ユニリーバ前CEOがパネルに参加し、ドミニク・ウォーレイ 世界経済フォーラム取締役員がモデレーターを務めました。そして、地球環境危機を救う猶予は10年で、2030年以降、我々はプロセスへの影響力を失うとの強い危機感が共有されました。【関連サイト

 

2020年12月03日

【関連イベント】ワークショップ「東大生がつくるSDGsの授業」

 本機構アクティブラーニング部門主催により、高校生を対象としたSDGsに関するワークショップが開催されました。東京大学教養学部で開講している全学自由研究ゼミナール/高度教養特殊演習「SDGsを学べる授業をつくろう」において特に優れた授業案を設計した学生達が授業を実施しました。【関連サイト

2020年11月28日

【関連イベント】ジェンダー、セクシュアリティと多言語使用:教養教育における/としてのダイバーシティ

 本機構のプロジェクトとして、KOSS(KOmaba campus Safer Space)が始動しました。 KOSSは、ジェンダーやセクシュアリティの問題に当事者として関わる学生・院生・教員によるピア・コミュニティを学知と経験知との双方に基づくエンパワリングな学びの場として形成し、教養教育における/としてのダイバーシティの新しい形を提案することを目的としたプロジェクトです。 立ち上げを記念し、新宿二丁目を舞台としてジェンダーやセクシュアリティ、ナショナリティ、そして言語を横断して周縁性を生きる女性たちの様々な経験と感情とを繊細に描き出す作家の李琴峰氏と、言語学、クィア研究、日本研究を専門とし、1990年代から日本のクィア・スタディーズとアクティヴィズムの重要な担い手の一人であるメルボルン大学教授のクレア・マリィ氏をお招きし、ジェンダー、セクシュアリティ、そして言語使用における多様性や周縁性はどのように経験されるのか、とりわけ、「ダイバーシティ推進」と言った時にしばしば相互に無関係な項目のように扱われる〈ジェンダー・セクシュアリティ〉と〈多言語/他言語〉との問題系が、どのように重なり絡み合っているものなのかについて、お話を伺いました。【関連サイト】

2020年11月07日

SDGsオンラインセミナー「フィールドで考える持続可能な暮らしと社会:#01 黄土高原農村の自然・文化・国際協力」を開催しました

 総合文化研究科広域科学専攻 人文地理学教室との共催で、SDGsオンラインセミナーを開催し、原特任助教がモデレータを務めました。
 中国北部の黄土高原は、砂漠化の最前線に位置する、乾燥が非常に厳しい地域です。日本の約1.5倍の面積に5000万人以上の農牧民が暮らし、長年「苦しい生活を続ける貧困地域」というイメージが定着してきました。一方で、古代黄河文明が生まれ、草原・遊牧世界と畑作農耕世界との狭間で、独自の文化や技術が育まれてきた土地でもあります。またこの20年ほどは、国際機関や政府、NPO等の活動によって、生態系修復と地域開発が進められ,自然環境と社会に様々な変化が生じています。本セミナーでは、黄土高原のフィールドで長年活動されてきたお2人の講師をお迎えし、多角的な視点から持続可能な暮らしと社会について再考しました。 

・高見邦雄氏:(特非)緑の地球ネットワーク副代表
 「黄土高原における草の根環境協力の歩み」
・丹羽朋子氏:国際ファッション専門職大学講師・国立民族学博物館共同研究員
 「切り紙アート『剪紙』に表された黄土高原の暮らしとコスモロジー」
 
 高校生・大学生含め、国内外から123名の参加者があり、盛況のうちに終了しました。広報に際し、東京大学と北京大学のジョイント研究・教育プログラム「東アジア藝文書院(EAA)」のご協力を頂きました。【関連サイト

2020年11月04日

【関連イベント】東大EMPOWER Project主催の展示「“Defence/Difference” Komaba Film Festival 2020A/W」(渋谷ヒカリエ)


Komaba Film Festival 2020A/Wは、国連創設75年を記念し、「Defence/Difference」をテーマに、様々な災害、格差、対立、そして、新型コロナウイルス感染症の中、ダイバーシティを新視点で描く映像クリエイターの作品を上映します。作品と共にクリエイターの思いや製作の様子も紹介しながら、2030年に向かう未来に向けて、「違いの価値」と「一人ひとりに出来ること」を考えます。

渋谷ヒカリエ 8/ATELIER
10月2日~19日(11:00 – 20:00)

主催:EMPOWER Project
共催:Normal Screen
後援:国連訓練調査研究所(UNITAR)、本機構「多様性・障害・包摂フォーラム」、UNiTe
協力:Simple Life Association & mkdsgn
協賛:ウシオライティング株式会社


2020年10月02日

梶山弘志経済産業大臣ほか経済産業省と資源エネルギー庁の幹部が瀬川浩司研究室を視察されました


教育方針イメージ教育方針イメージ

 梶山弘志経済産業大臣ほか経済産業省と資源エネルギー庁の幹部8名が、駒場IIキャンパスの先端科学技術研究センター附属産学連携新エネルギー研究施設にある瀬川研究室をご視察されました。梶山大臣には、瀬川研で開発中の各種太陽電池や、(株)東芝、積水化学工業(株)、パナソニック(株)、東レ(株)、リコー(株)、シャープ(株)などが開発した次世代太陽電池とその関連アプリケーションをご覧いただいた後、ペロブスカイト太陽電池作成プロセスの細部に至るまで、丁寧にご見学いただきました。 その後の意見交換の席では、世界で激しさを増しているペロブスカイト太陽電池の開発競争ご説明し、ペロブスカイト太陽電池の将来性と市場拡大ポテンシャル、世界の研究者がペロブスカイト太陽電池に注目する理由についてもご理解いただきました。

2020年09月24日

SDGsシンポジウム再録集を刊行・公開しました



 シンポジウムでは、国家政策、企業監査、メーカー、国際NPO、国際機関等に関わる、学内外の第一線で活躍する多様な講演者をお迎えし、SDGsの淵源や理念、国際社会が目指す方向性、喫緊に改善が求められる諸課題の現状、そして私たち一人一人に今求められている行動等について話題提供いただきました。ご覧くださる皆様のお役に立てれば幸いです。【リンク】

2020年02月28日

東京大学地域未来社会連携研究機構と石川県白山市との連携協定締結を記念したシンポジウム「東京大学と白山市が連携して進めるSDGs」で、瀬川教授が記念講演を行いました

上記シンポジウムが石川県白山市の「市民交流センター・はくさんホール」にて開催され、約130名の参加がありました。瀬川教授のほか、新領域創成科学研究科の佐々木夏来助教、金沢工業大学SDGs推進センター長の平本督太郎教授、株式会社フォルク 代表取締役・三島由樹氏、NPO法人白山しらみね自然学校理事・山口隆氏が登壇し、東京大学地域未来社会連携研究機構の松原宏機構長(総合文化研究科教授)が司会を務めました。【関連サイト

2019年11月27日

【関連イベント】東京カレッジ講演会「SDGsと日本」チャンスと課題は?(農学部・弥生講堂)


「持続可能な開発目標(SDGs)」が2015年9月に国連で採択されてから4年が経過。日本国内でもSDGsへの認知・理解が高まり、政府、企業、大学、市民社会等による取組も活発化しつつあります。今回、SDGs推進の権威であるハーバード大学のジェフリー・サックス教授が、その世界的な動向を紹介するとともに、SDGs達成に向けて日本の強みや日本に期待される役割などを語りました。【関連サイト

2019年11月12日

SDGs教育推進プラットフォームが始動しました

 教養教育高度化機構の部門横断型プロジェクト「SDGs教育推進プラットフォーム」が始動しました。専任教員として,京都大学大学院地球環境学堂の原裕太 日本学術振興会特別研究員が特任助教に着任しました。

2019年09月01日