初年次ゼミナール文科:持続可能な開発について考える

 「初年次ゼミナール」は1年生全員必修の,学問への導入授業です。その中の一授業として「持続可能な開発について考える」を2015年から継続的に出講しています。
 この授業では,SDGsを中心に,国際的な開発アジェンダについて学び,さまざまなレベルのアクターによる開発協力の取組を批判的に検討した上で,政策提言を含む論文を作成します。国際関係論や開発学に基づく学術的研究を行う授業ではありますが,国連開発計画(UNDP)駐日代表事務所でのレクチャーや,自分自身で開発プロジェクトを作成して実務家からコメントをもらうなど,現場の視点を意識したイベントも組み入れています。毎年,貧困・教育・ジェンダー・環境など,グローバルイシューに将来取組みたいと考える学生が多く履修しています。【担当:岡田】



「初年次ゼミナール」について(初年次教育部門Webサイトより) 

 「学部教育の総合的改革に係るアクションリスト」で掲げられている『「教え授ける」(ティーチング)から「自ら学ばせる」(ラーニング)への転換』を目指した取組みの一環として設計された少人数チュートリアル授業です。学生に基礎となる学術的スキルを早期に習得させるとともに,学士課程全体を通して能動的な学習への動機づけを図ることを目的としています。
 具体的には,1クラス20名程度の規模で,教員と学生がお互いに顔の見え合う,よりきめ細かな指導によるチュートリアル方式の授業を通して,受動的な知識を授かる形での学びの意識を変革して,自発的に学習する姿勢の涵養を目指します。文系理系の多様な分野の教員が1週間の曜限のなかで,多様な分野の課題に即した授業を展開します。[リンク